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俳優の橋爪功の息子で、6月に覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われて逮捕された元俳優・橋爪遼被告の初公判が20日、東京地裁で開かれ、検察側が懲役1年6月を求刑し即日結審した。
各メディアの報道によると、橋爪被告は黒のスーツに黒のネクタイ姿。入廷時と退廷時には傍聴席に向かって深々と一礼。裁判官から職業を聞かれると「今は無職です」。罪状認否では「間違いありません」と起訴事実を認め、「関係者の皆さんに大変なご迷惑をお掛けしてしまったことを、本当に反省しています」と落ち着いた口調で語ったという。
公判では、検察側により、2011年に薬物絡みで前歴があったが嫌疑不十分で不起訴となっていたことが発覚。検察側は「遅くとも11年ごろには覚せい剤の使用を開始していた。規範意識が鈍磨し、再犯の可能性が大きい」として懲役1年6月を求刑。弁護側は11年の事案が不起訴になっていたことなどを主張し、執行猶予付きの判決を求めて結審した。
「橋爪被告は実家暮らし。父親にも当然監督責任があるが、11年の件でしっかり更生させていれば今回の逮捕劇はなかったかもしれない。責任を感じ落胆しているのか、息子が逮捕されて以来、功は撮影現場でも表情が暗いようだ」(芸能記者)
橋爪被告は6月2日ごろ、埼玉県新座市内の知人男性の自宅で覚せい剤を使用したとして逮捕されていた。公判での検察側の冒頭陳述によると、橋爪被告は事件当日、インターネットを通じて一緒に覚せい剤を使用する相手を探していたところ、男性が書き込みに応じ初対面。男性に現金2万円を渡し、覚せい剤を注射してもらったという。
しかし、運悪く男性は別の覚せい剤譲渡事案で捜査員に張り込まれており、自宅前で橋爪被告と職務質問を受けた際に2人とも現行犯逮捕された。男性は別の場所でも橋爪被告と覚せい剤を使用する予定だったと供述していたという。
「橋爪容疑者が同性愛者という話が、逮捕後に業界内で広まっていた。以前の言動などから『やっぱり……』と思ったという話も、何人かから聞いた。新宿2丁目に出入りしているというウワサもあったが、逮捕時の状況からすると、おそらく“キメセク”をしていた可能性が高い。自分が俳優ということもあり、慎重に相手を選ばないといけないので、ネットで探していたのでは。父親は逮捕後、会見をしようとしていたというが、息子についてあれこれ詮索されるのを危惧してコメントを出すにとどめたようだ」(週刊誌記者)
判決は11月13日に言い渡されるが、その後、父親がどう更生させるのかが注目される。