火の国・熊本を中心にいま、九州の格闘技界に新風が巻き起こっている。「The Dream」。九州各地のアマチュア格闘技や地下格闘技の団体が集結し、盛り上がっているイベントだ。さらに、来年はそこから派生した新たな試みもあるという。K-1やRIZINをもしのぐ新たな格闘技イベントの胎動を見逃すな!今回は、同イベントの仕掛け人である上村達也氏に、サイゾー連載陣の重鎮・高須基仁が迫った。
今年2月に行われた「The Dream」の様子(高須氏のブログより)
──九州で「The Dream」という新しい格闘技イベントが立ち上がって、かなり人気になっているそうですね。
高須 そう。いま、俺の隣に座っているのが、その「The Dream」をまとめ上げた上村達也会長だよ。熊本、福岡、宮崎、鹿児島といった主要地域の猛者たちをわずか3年で束ねた、伝説的な人だ。
上村 いや、私は担がれた神輿であって、なんもしとらんですよ(苦笑)。本当は、若い子らがみんなやってくれているんです。
高須 会長のすごいところは、そこなんだよ。まったくの門外漢が、数年で格闘技の九州連合を作った。この前、話したら、PRIDEやK-1も見てなかったっていうんだからさ(笑)。
上村 ボクシングも見てなかったです。稼業の運送会社を大きくしようということで、ずっと仕事一本でやってましたから。
──それがなぜ、格闘技の世界に? 何か、きっかけがあったんですか?