オバマ夫人は無名デザイナーたちのドレスを身に着けては、そのデザイナーをブレイクさせ、「ファッション業界の救世主」とまで持て囃されたが、現在のメラニア夫人をめぐってはファッション業界が分断されてしまう恐れがあるという。
ファッション業界からの評判が対照的なファーストレディ。(写真:UPI/アフロ)
時として大統領よりも話題を集めるファーストレディのファッション。しかし、現ファーストレディのメラニア夫人をめぐってはソフィ・テアレットの公開書簡をきっかけに、トム・フォードやマーク・ジェイコブスなど、そうそうたるデザイナーたちが彼女に衣装を提供することを拒んでいるのだ。
暴言を繰り返すトランプ本人ならまだしも、なぜデザイナーたちはメラニア夫人へも拒否感を示すのだろうか?現地のセレブリティ事情に詳しいライターの山縣みどり氏は、こう語る。
「メラニアは元モデルといってもカタログや下着広告のモデルですし、表情に乏しいというか、彼女の人柄がまったく伝わらないのが怖いですよね。トランプの恋人として初めてメディアが取り上げ始めたときから、今まで彼女が積極的にインタビューに応えたりしてないので、何を考えているのかまったくわかりません。私も長らくゴシップを追っていますが、彼女の肉声を聞いたのは昨年の選挙戦が初めてかも」