サイゾーpremium  > インタビュー  > 【佐藤 玲】蜷川幸雄に薫陶を受けた鬼才
インタビュー
ラスト蜷川世代の美女のこれからに期待!

【佐藤 玲】美少女コンテストに落ちて蜷川幸雄に師事!? 魅惑の美女が舐めた辛酸

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――「現場に行く途中で吐いちゃいました」バカリズム原案ドラマで話題の女優が、現場でのちょっぴりほろ苦い話。

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(写真/増永彩子)

 教育番組『シャキーン』(NHK Eテレ)、サランラップのCM、そしてバカリズムが手がけたドラマ『架空OL日記』(読売テレビ)──最近、ひと癖ある作品に出演を続ける女優、佐藤玲のことがどうも気になる。

 小さな顔に、くりっとした瞳。文句なしの美少女。だが、本人は今、周囲から「かわいい」と言われることにどこか抵抗がある様子。それにはこんな過去が。

「小学5年生のときに、親戚に乗せられて“某美少女コンテスト”を受けたんですね。二次審査で落ちちゃったんですけど、そのときに『あ、私って、ありのままじゃ勝てないんだ』ってガーンときたんです。何もできない私に比べて、周りの子たちは、かわいいだけじゃなくて、ハキハキしてて自己アピールでもできていて……」

 ちょっぴりほろ苦い挫折を味わった彼女が、選択したのは“演じる”ことだった。中学の頃から劇団に入り、日本大学藝術学部に進学。大学2年時には、蜷川幸雄演出の舞台に抜擢された。

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