『福島美少女図鑑』で紹介された16歳──。子どものころからモデルに憧れた少女は今、夢に続く階段を上り始めたばかり。
(写真/小濱晴海)
白いワンピースを初夏の風になびかせた美少女が現れると、殺伐としたコンクリートジャングルがいつの間にかオアシスに変わる。「ミスセブンティーン2016」のファイナリスト進出をきっかけに芸能界に飛び込んだ弱冠16歳・箭内夢菜は、今、もっとも注目したいモデルだ。業界内で「絶対にクル!」「この子はヤバイ」といった噂が飛び交う彼女に会った途端、その姿に息を呑んだ。
地元・郡山で小学生の頃からファッションモデルの世界に憧れ、「Seventeen」(集英社)などのファッション誌を読みあさってきたという箭内。今でも、ポージングやファッションの研究に余念がない。家庭の方針により、SNSやブログは使用禁止。その代わり、雑誌や本を熟読し、たゆまぬ努力を続けているという。
「雑誌を読んだり、撮影のお仕事を始めていくうちに、どういうポーズを取ったらスラッと見えるのか、どういう表情なら魅力的に見えるのかを常に考えながら臨むようになって。でも、カメラマンさんから『好きなポーズをしていいよ』って言われたら、そのとき吹いた風に合わせますね(笑)」