――日本の未来を支える異端のプリンセス・佳子様の生態を読み解きます
4月、学習院の敷地に一般人も入れる貴重な機会、「オール学習院の集い」が開催されました。「大合同演奏会」という管弦楽コンサートに愛子様がご出演される予感が……しかし、検索しても開演時刻が出てこないので、午前中に目白のキャンパスへ向かいました。
学内に足を踏み入れると、品格漂うスーツ姿の父母と行儀の良いお子さん方が集い、アウェイ感が否めません。受付に行くと、朝早くに「入場券は配布終了しました」とのことで、“途中で空席が出たら入れるかもしれない整理券”をもらいました。しかし、その番号は169番。半分諦めモードで、それまでキャンパス内を見学することにしました。
文化祭なので各教室で展示が見られると思ったのですが、パンフレットを見て驚きました。各教室は「音楽愛好会OB・OG会」「桜美会総会」 など、ほぼ卒業生の会合の場で、「関係者以外はご遠慮ください」という断り書きが多数……。さすが学習院、敷居が高いです。
一般に開放されている校庭を歩いていたら、唐突にユリの球根配布とかコシヒカリつかみ取りとか、ノーブレスオブリージュ的な施しイベントが見受けられました。といっても、行列に学習院の父母はいない感じでしたが……。キャンパスには厩舎や馬場、大正時代の皇族寮などもあり、浮世離れしています。鬱蒼とした中、血洗いの池という古戦場っぽいスポットが気になりましたが、皇族方のオーラで因縁も浄化されていることでしょう。