──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言
「週刊金曜日」(画像)の記事は私が仕込んだ。怒羅権メンバーの多くは江東区や江戸川区など下町出身者。私が勤めていたトミーは葛飾区立石にある。そのころの人脈が今に繋がっている。
半グレ集団(準暴力団)「怒羅権(ドラゴン)」内部で激しい権力争いが起きている。実質的なトップを務めていた半グレのビッグネーム・馬場義明氏が、昨年、怒羅権幹部を狙って襲撃未遂事件を起こしたのだ。馬場氏はその日のうちに逃亡、行方がわからない状態だ。
内部事情に詳しいA氏によると、「馬場は、オレオレ詐欺などで20億円以上を稼いだが、カネを奪われるのではないかと疑心暗鬼になって、仲間までも疑い、殺そうとした」という。A氏は東京スポーツのインタビューに応じ、「こそこそ逃げ回ってないで出てこいよ」と馬場氏に呼びかけている。
この怒羅権分裂の取材協力を行ったのが、私である。前述した東スポのほか、「週刊金曜日」、毎日新聞、スポーツ報知の取材のセッティングを行った。毎日新聞は上下にわたる特集を組む予定。フジテレビも収録を終え、報道のタイミングを計っている。
怒羅権や関東連合などの半グレは危ない、怖いというイメージを持たれているが、私の怒羅権の現メンバーに対する印象は「頭のいい青年たち」。パッと見た感じは、4月に入社したてのエリートサラリーマンとたいして変わらない。違う点は腕時計。最低でもパテック・フィリップ、1000万円以上するものを着けている。乗っている車はロールス・ロイス。スーツももちろん新入社員とはケタが違う。