サイゾーpremium  > インタビュー  > 【池内啓人】ポスト村上隆のメカ×美少女アート
インタビュー
80年代に夢見られていた『未来』をサンプリングによって再現したい

【池内啓人】オタク? 違う、メディア・アーティストだ! ポスト村上隆が「美少女×メカ」で夢見る未来

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――多摩美在学中から制作を始め、最近ではITベンチャーと組んでパワードスーツの制作を手がけ、国の文化事業でも高い評価を受けている。ポスト村上隆なアーティストの、オタクな世界観に迫った。

【池内 啓人】オタク? 違う、メディア・アーティストだ! ポスト村上隆が「美少女×メカ」で夢見る未来の画像1
(写真/池本史彦)

 いつの時代でも、ゴツゴツしたメカのカッコよさと少女の美しさは、男子の心を奪うもの。ではそれらをかけ合わせたらどうなるのか? 外骨格ロボットの横にたたずむメイド、スチームパンクのような装飾が施された鍵盤ハーモニカを吹く女子高生……1990年生まれの造形作家、池内啓人が生み出した作品群を見て、本誌男性編集者の目が生き生きと輝いた。

 そこで、八王子にあるアトリエで本人を直撃すると、その原点は小学~中学時代に遡るという。

「小学生の頃からSFアニメが大好きで、小学3年生の頃に公開された『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』では、ポッドレーサーの活躍に興奮しました。しかし、中学校に入ると『涼宮ハルヒの憂鬱』にドハマリし、メカから美少女へと新たな興味が生まれます。そして、美大に入った頃からプラモ作りに目覚めた。

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