国民的アイドルの解散で変わる体質
SMAPの解散は、ジャニーズ事務所にも多大なる影響を及ぼしている。そのひとつに、メディア露出への柔軟な対応があるという。これまで、頑なにウェブメディアへの露出――ことさら、事務所の看板とも言えるタレントに対しては――制限されてきたが、映画『無限の住人』では、これまでとは違った対応を見せたというが……。
映画『無限の住人』の公式HP。センターはキムタク!
昨年、世間を大いに騒がせたSMAPの解散騒動以降、ジャニーズ事務所に変化の兆しがうかがえる。つい最近も、所属のジャニーズWESTのメンバー全7名が、動画配信大手Netflixのオリジナルドラマ『炎の転校生 REBORN』で主演を務めることが発表された。これまでジャニーズといえば、所属タレントの肖像権を厳格に管理することでも知られ、強硬にインターネットへの露出や規制を敷いてきたが、ここにきてまさかのネットドラマ進出となった。その背景をジャニーズ事務所に近い業界関係者はこう語る。
「きっかけとなったのは、SMAPの解散騒動。女帝と言われるメリー喜多川副社長が高齢ということもあり、これまでインターネットは歯牙にもかけていなかった。ところが解散騒動の際、昵懇だったスポーツ紙や女性週刊誌による報道が、ネット上でことごとく批判かつ否定され、さらに自身や会社に対する強烈なバッシングが巻き起こることに。結果、連日、会社にクレームや嫌がらせ、脅迫の電話がかかってくるようになり、ネットに脅威を感じたそうです」
「メリー副社長がノイローゼになったという」(同)話も一部で囁かれていたが、今回のネットドラマ解禁以前からこんな予兆もあったという。
「今年に入ってからというもの、ウェブ媒体に対して、映画『無限の住人』絡みで木村拓哉のインタビュー転載【1】をOKしたり、映画『PとJK』絡みで、メリーさんお気に入りの亀梨和也のインタビューを許可したりしていましたね」(映画誌編集者)
一方で、タレント管理についても変化が見られるようだ。2月下旬、「週刊ポスト」(小学館)のスクープで発覚した嵐の櫻井翔とテレビ朝日の小川彩佳アナウンサーとの熱愛報道では、2ショットや、小川アナの自宅のベランダにTシャツ姿で現れた櫻井の様子が、写真とともに生々しく報じられている。
「そもそも、同誌を発行する小学館とジャニーズ事務所は蜜月の仲。