サイゾーpremium  > 特集  > 本・マンガ  > エクストリームな欧米のファッション誌【1】/尖りすぎてる!【海外ファッション誌】

【こちらの記事とご一緒にご覧ください】

――欧米のファッション誌というと、「VOGUE」や「ELLE」といったモード誌を思い浮かべる読者もいるだろう。だが海外では今、そうした雑誌では味わえない尖った写真や記事が炸裂するファッション誌が増殖中!? ロンドン在住のアートライターが、現地のインディ雑誌を中心に渉猟し、その最新動向をレポート。

クロエ・セヴィニーのアソコに海老が!モデルのヌード写真は当たり前!?海外ファッション誌の最尖端の画像1
「MARFA JOURNAL」3号では、女優クロエ・セヴィニーが股間にロブスターを着用した。

 ロンドンに長いこと住み、美術や写真について書いてきたせいか、ときどき欧米のファッション誌についてリサーチを頼まれる。前回はサイゾー2014年2月号の雑誌特集のときだったが、今回も海外ファッション誌の最新動向をレポートしてほしいと編集部から依頼があったので、早速、雑誌ハントに出かけた。

 まず、私が向かったのはソーホー地区にある、ロンドンでももっとも雑誌の品揃えがよいことで有名なニュース・エイジェント(雑誌や新聞、食料品などを販売するコンビニサイズのショップ)の「ウォードー・ニュース」だ。雑然とした店内に何百種類ものタイトルが並ぶ、雑誌天国のような店である。そこには「VOGUE」「ELLE」といった定番系から、「DAZED」「AnOther Magazine」「10Magazine」などのロンドンの地元系、すっかりメジャー入りした「FANTASTIC MAN」「The Gentlewoman」「032c」など数多くのファッション誌が並ぶ。しかし驚くのが、見慣れない雑誌の数々だ。「System」「SSAW」「PYLOT」「MARFA JOURNAL」「UNBLOCK」と初めて見るタイトルがたくさんあり、ほんの数年の間にシーンがすっかり変わってしまったのを感じる。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年5月号

新・ニッポンの論点

新・ニッポンの論点

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【マルサの女】名取くるみ
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【Lee Seou】八面玲瓏として輝く物言う花
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【雪村花鈴&山田かな】CYZOデジタル写真集シリーズ
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ