サイゾーpremium  > 特集  > 社会問題  > グラビア写真家を批評する【2】/知っておくべき名匠6人!【グラビアカメラマン】名鑑

――グラビア写真についてあれこれ語りたいなら、被写体のアイドルだけでなく、大御所カメラマンの経歴もざっと知っておいたほうがいいかもしれない。

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樋口可南子『water fruit』(朝日出版社/91年)

■パイオニアだけど公然わいせつ罪に
【1】篠山紀信
1940年、東京都生まれ。日本大学藝術学部写真学科在学中に広告会社ライトパブリシティに入社、写真家として頭角を現す。68年よりフリーに。山口百恵、宮沢りえ、ジョン・レノンとオノ・ヨーコらを撮り、「激写」「シノラマ」などで新たな表現を開拓。2010年、前年発表の写真集『20XX TOKYO』(朝日出版社)における屋外ヌード撮影をめぐり、公然わいせつ罪等で罰金30万円の略式命令を受けた。


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武田久美子『My Dear Stephanie』(ワニブックス/89年)

■撮ったグラビア写真集は200冊
【2】渡辺達生
1949年、山梨県生まれ。成蹊大学在学中に「週刊サンケイ(現・SPA!)」(扶桑社)、「GORO」で女性グラビアを撮り始め、特に「GORO」では篠山紀信と共に看板カメラマンとなる。女性グラビア写真集は貝殻ビキニの武田久美子や川島なお美、小野真弓など200冊を超える。95年から21年間にわたり「週刊ポスト」(小学館)の表紙写真を撮り続けた、「女性グラビア」という分野における第一人者。



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