波照間島(東松照明)
1960年代から日本の米軍基地周辺を被写体にした「占領」シリーズを撮影していた東松照明は、69年に極東最大の軍事基地を有する沖縄へと向かった。同年「基地の島」としての側面に焦点を当てた『OKINAWA 沖縄 OKINAWA』(写研)を上梓したのち、72年の日本「復帰」を那覇で迎えて、そのまま沖縄本島、そして宮古島に移住して周辺の島々を精力的に撮影した。