サイゾーpremium  > 特集  > 社会問題  > 【ドラッグ女子】の悲惨な現実
第1特集
女たちがみたヤク中のめくるめく世界

【クスリに溺れた女たちの覆面座談会】中毒、援交、堕胎、自傷…“ドラッグ女子”の悲惨な現実

+お気に入りに追加

――言うまでもなく、ドラッグに手を染めることは犯罪であるが、社会には薬物依存者が存在し、その中には当然女性もいる。服役経験のある覚せい剤中毒者に、売人の男をセフレにした10代、精神安定剤に依存するメンヘラ――。そんな“ドラッグ女子”の会話に耳を傾ければ、ニッポンのウラ側が見えてくる!

1701_drugjoshi_230.jpg
『不思議の国のアリス』が描かれたLSDのシート。まさにサイケデリック!

A:30代前半DJ
B:20代前半無職
C:10代後半ダンサー

――ドラッグに依存するようになったきっかけを教えてください。

A 初めてクスリを使ったのは15歳。母親と性格が合わず、我慢できなくなって家出したときに、ナンパされたチンピラとセックスして、その男から「やってみる?」とシャブ(覚せい剤)を薦められたのがきっかけ。最初からポンプ(注射器)だった。その後、マリファナ、LSD、MDMA、コカインと大体のクスリをやったかな。高校を中退してからは、出会い系サイトで覚せい剤を持っていそうなヤクザの男を探して、1グラム1万8000円くらいで買ったり、セックスする代わりにもらったり。

B 私は、中2のときにPTSDになり、病院で精神安定剤を処方してもらうようになった。薬の種類をいろいろ変えたし、量も増えたし、いまだに毎日何種類も飲み続けてる。PTSDになったのは、シングルマザーの家庭で親にかまってもらえなかったこととか、いろんなストレスが溜まったせいだと思う。精神安定剤を服用するようになってからは、その副作用で朝起きられなかったり、気持ち悪くてゴハンが食べられなかったりして、学校に行けなくなって。先生も友達も「アイツ、やべぇ」って理解してくれなかった。そもそも、母親の八つ当たりにイライラして、その矛先が自分に向かい、小学生の頃からリスカもしてたよ。

C ウチは家族仲はいいんだけど、両親がヤンキーで、私も中学の頃から夜遊びしてたのね。ある日、ナンパしてきた男に脱法ハーブを吸わされたのがきっかけでクスリにハマって、コーク(コカイン)、赤玉(睡眠薬のエリミン)、クサ(大麻)なんかをやるように。でも、赤玉は合わなくてすぐやめた。記憶飛んじゃうし。

A シャブは?

C シャブはヤバそうだから避けてたんだけど、高校時代のセフレがディーラー(売人)で、そいつにケツの穴に注入されたんだよね。あと、腕押さえられて無理やり注射された。バイトに行こうとしても、クラクラで動けなくなったりしてたよ。

A 快感度はシャブがダントツ。量がどんどん増えちゃう。ハマると歯ぎしりするようになるから、歯がボロボロ。上の前歯は全部差し歯だし、奥歯も全部入れ歯だよ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2024年11月号

サヨクおじさんが物申す 腐敗大国ニッポンの最新論点

NEWS SOURCE

サイゾーパブリシティ