サイゾーpremium  > 連載  > 大石始の「マツリ・フューチャリズム」  > 固定概念を払拭した画期的な【盆ダンス】

――21世紀型盆踊り・マツリの現在をあらゆる角度から紐解く!

mf_1608_230.jpg
東京スカイツリーで毎年8月に行われている「墨田区民納涼民踊大会」の模様。ご当地音頭で大いに賑わい、見よう見まねで加わる外国人観光客の姿も。(写真/ケイコ・K・オオイシ)

 荻野目洋子にとってキャリア史上最大のヒット曲「ダンシング・ヒーロー」(1985年)。この曲が東海地区を中心とする広い地域で盆踊りの定番になっていった経緯については前回の連載で紹介したが、この風習を全国的に知らしめることとなったのが、岐阜県美濃加茂市で開催されている「おん祭MINOKAMO夏の陣」だ。毎年6万人もの来場者を誇るこの祭り最大の目玉は、ハイテンションな「ダンシング・ヒーロー」盆踊り。01年には荻野目本人がナマ歌で披露したことも話題となった(現在まで荻野目が出演し、「ダンシング・ヒーロー」を歌った盆踊り大会は「おん祭」のみ)。

「おん祭」が始まったのは94年。当初は地元の踊り保存会が運営を担当し、従来の盆踊りの様式に則ったスタイルで行われていたが、96年に突如「ダンシング・ヒーロー」が導入された。その変革を推し進めたのは、地元の盆踊り愛好者グループ、舞童の2代目会長を務める一方、主催団体のひとつである美濃加茂商工会議所青年部に所属する今井一彦氏だ。彼は「ダンシング・ヒーロー」を導入した経緯をこう説明する。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年5月号

新・ニッポンの論点

新・ニッポンの論点

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【マルサの女】名取くるみ
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【Lee Seou】八面玲瓏として輝く物言う花
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【雪村花鈴&山田かな】CYZOデジタル写真集シリーズ
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ