サイゾーpremium  > インタビュー  > 【西新宿パンティーズ】同性愛差別を糾弾
インタビュー
「ホモを毛嫌いする人たちに対して『うるせえ、お前ら!』って」

【西新宿パンティーズ】同情するならパンティーをかぶれ! 差別や偏見をぶっ飛ばす痛快なラップ軍団

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――アメリカのヒップホップ・シーンでは、今やホモフォビアは時代錯誤。日本でもその意識が高まるなか、彼らは猫もかぶらずパンティーをかぶる!

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(写真/有高唯之)

「差別はいらない! キャベツはお野菜!」――こんなコールをLGBTのパレードで繰り出す最高にユーモラスなラップ・グループがいる。その名も西新宿パンティーズ(通称「西パン」)は、『FILL UP』という西新宿のバーで出会った仲間たちが自然と集まり、2013年に結成。MCパンティー師匠を筆頭に、MCくんに君/あでぃぽい/スヌープバタ子/DJバクテリア・シークレット/尺八(サックス奏者)というメンバーの名前もユニークだ。結成翌年に、DJ Ben the Ace プロデュースによる「パンティー七日間戦争」でデビュー、今年3月には『SHINJUKU WEST COAST EP』を発表。はっきり言って、セクシャル・マイノリティ関係なしに、ラップもトラックもファンキーでかっこいいのだ。

 そんな西パンの実態に迫るために、バタ子がママとして切り盛りする新宿2丁目のバー「あじさい」へと足を運んだ。この日、パンティー師匠と尺八は秘密任務により欠席、取材に応じたのはくんに君、あでぃぽい、バタ子、バクテリアの4人。結成の経緯を、初期メンバーのくんに君が語る。

「僕とパンティー師匠と友達で、3・11以降に『FILL UP』でよく飲んでいたんです。その時期、特に国家権力にイラついてて、『ラップでメッセージを出そう』ってなったのがきっかけです」

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