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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第101回

『トランボ ハリウッドで最も嫌われた男』――ハリウッドの黒歴史「赤狩り」に耐えた脚本家の執念

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『トランボ ハリウッドで最も嫌われた男』

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共産党支持が禁止されていた1940年代のハリウッドでは、共産党員を探し出す、いわゆる「赤狩り」が行われていた。告発された多くの映画人は、同じ党員の名前を白状したり、海外へと逃げる者も少なくなかった。そんな中、脚本家のトランボは偽名で仕事を続けていった……。

監督/ジェイ・ローチ、出演/ブライアン・クランストほか。7月全国公開予定。


 1950年代、黄金時代のハリウッドを描いた2本の新作映画がある。ひとつは『トランボ ハリウッドで最も嫌われた男』。『ローマの休日』(53年)や『スパルタカス』(60年)の脚本で知られるダルトン・トランボの伝記映画。もうひとつは『ファーゴ』や『ビッグ・リボウスキ』のコーエン兄弟の監督作『ヘイル、シーザー!』。ジョージ・クルーニー扮する世界的映画スターの誘拐事件をめぐるコメディだ。この2つはハリウッドの黒歴史「赤狩り」でつながっている。

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