サイゾーpremium  > 連載  > 丸屋九兵衛の音樂時事備忘「ファンキー・ホモ・サピエンス」  > 【Daz-N-Snoop】『コンプトン』後を睨む悪党
連載
丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【34】

【Daz-N-Snoop】『コンプトン』後を睨んで暗躍する西の愉快な悪党!

+お気に入りに追加

『Cuzznz』

1605_maruya.jpg

Daz-N-Snoop(発売元:Dogg Pound Records)
唐突に登場したイトコ・ユニットのデビュー作。その素性の疑わしさに反して完成度は高く、アーリー80’sっぽい電子ファンク系グルーヴが心地よい。一部の曲ではデイム・ファンクが参加&プロデュース。これまた本連載で触れた「スヌープジラ」時代のスヌープによるユニット「7デイズ・オブ・ファンク」のアウトテイクか?


 昨年8月に全米公開され、音楽伝記映画としては史上最大のヒットとなった『ストレイト・アウタ・コンプトン』が業界に与えたインパクトは大きい。映画界では、当然のごとく便乗作品が登場。まずは、去る4月2日に日本上陸した『N・W・A&EAZY-E:キングス・オブ・コンプトン』が挙げられる。イージー・Eを中心にN・W・A史を追った同作は、劇映画ではなく、当事者たちの証言映像を集めたドキュメンタリーだ。また、『ストレイト・アウタ・コンプトン』の後半で暴虐の限りを尽くす極悪社長シュグ・ナイトを主役に据えて描く『シュグ・ナイト物語』(仮題)のプランも別途進行中と聞く。

 そんな時代、時ならぬ西海岸ヒップホップ再興気運が高まる今、再びの暗躍を見せている男がいる。

 本連載の第1回、第2回で取り上げたスヌープ・ドッグのラスタ入信を追うドキュメンタリー映画『ロード・トゥ・ライオン』を覚えているだろうか? あれを観た人ならば、スヌープの取り巻きがジャマイカの山道でスッテンコロリンと転ぶシーンに笑撃を覚えたはずだ。その男がダズ・ディリンジャー。スヌープのイトコにしてラッパー、今回の主役である。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年5月号

新・ニッポンの論点

新・ニッポンの論点

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【マルサの女】名取くるみ
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【Lee Seou】八面玲瓏として輝く物言う花
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【雪村花鈴&山田かな】CYZOデジタル写真集シリーズ
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ