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お騒がせ男の"最初で最後の懺悔録"──高須基仁 の「全摘」 No.46

ベビーベッド開発に復興マネー不正糾弾、そして地下格闘技の最前線、今年はイケイケで攻める!

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──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言

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大病を患っているわけではないが、生へのエネルギーが日に日に減っていくことがわかる。もって3~4年だろう。後藤新平の「自治三訣」を胸に、残りの人生を戦うことを決めた。

 私がインスパイアされ、メルクマールとして判断基準にしていた人たちが、この数年間で次々に倒れた。野坂昭如さん、安西水丸さん……ことごとく逝去してしまった。その一人が、若い頃は伝説的不良で、晩年は総合格闘技PRIDEのプロデュースを手がけていた作家の百瀬博教さんである。

 百瀬さんとの関係は深かった。生前、百瀬さんはよくこんなことを言っていた。

「俺が米に困ったら、右に太田、左に高須がいる。太田は金に飽かして米を持ってくる。高須は押し入って米を盗んで持ってくる。そして俺の米びつに入れるだろう」

「太田」とは、大手レコード会社幹部だった太田某氏のことである。

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