サイゾーpremium  > インタビュー  > 【かもめ児童合唱団】社会への悲哀を歌う子どもたち
インタビュー
坂本慎太郎、伊藤銀次、曽我部恵一…豪華なミュージシャンが大集結

【かもめ児童合唱団】消滅可能性都市で子どもたちが、ネット社会への悲哀を元気に大合唱!

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――過疎化著しい自治体で40年以上続く児童合唱団に、ちょっと“ヤバい”音楽を提供する「愛にあふれた」プロデューサーに話を聞いた。

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(写真/有高唯之)

 海に美しく反射する夕日を背に、澄んだ歌声が空へと溶けていく。

 かもめ児童合唱団がこの日歌ってくれたのは、プロデューサー・藤沢宏光の作詞による「インターネットブルース」だ。「一日三食アップして 誰がよろこぶ他人の飯」──24時間ネット漬けの社会の悲哀を歌った社会批評的な歌詞だが、子どもたちによって歌われると、よりマッドな響きを帯びる。

「最近は歌詞の内容が無意味なポップ・ソングが多いですから、子どもがさらりとメロディや言葉を大切にして歌う方が、その曲の魅力がより伝わると思うんです。以前、下北沢の音楽ファンが集まるバーで流したら、いい大人がボロボロ泣くんですよ(笑)」(藤沢氏)

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