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第1特集
ラッパーが本当に好きな不良マンガ【4】

【YOUNG HASTLE】オレのラップは『SLAM DUNK』の"三枚目"な桜木花道のスタンスに影響された

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YOUNG HASTLE(やんぐ・はっする)
1984年生まれ。中3でキングギドラに衝撃を受け、18歳でラップを始める。その肉体美は、日本語ラップ界随一。代表曲は「V-Neck T」「Workout」「Blackout」など。DJ-TY KOHと共同で『TYH The Mixtape』を発表したばかり。


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『SLAM DUNK』31巻より。

 好きな不良マンガというと、『SLAM DUNK』【1】かな。スポーツマンガだけど、主人公の桜木花道はもともと不良で、バスケを通して大人になっていく話じゃないですか。三井寿が率いる不良たちとバスケ部員が殴り合ったりもしたし。そんな『SLAM DUNK』は初めて買ったマンガなんですよ。確か、小学3年生の頃だったと思う。

『SLAM DUNK』といえば、パンチラインが多いですよね。その中だと、ベタだけど、最後の山王戦で背中をケガした花道が、出場を引き止めた安西先生に〈オヤジの栄光時代はいつだよ… オレは今なんだよ!?〉と言い放つシーンは、やっぱりカッコいい。ハラをくくるときはくくるっていう花道のあのスタンスは、今考えるとヒップホップ的かもしれない。『SLAM DUNK』には、そういうマジメな場面やシリアスな要素もあるけど、一方でギャグの要素も入っていますよね。で、シーンに応じて絵のタッチが使い分けられてたのが面白かった。

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