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お騒がせ男の"最初で最後の懺悔録"──高須基仁 の「全摘」 No.44

私が熟女クイーンコンテストを開催する理由

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──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言

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今年の熟女クイーンコンテンストでグランプリを獲得した加藤愛子さん。大会後、ソープ嬢としてデビューして、ナンバーワンに。女にしか成し得ない、ジャパニーズ・ドリームの体現者だ。

 2015年8月、ロンドンに本部がある人権団体、アムネスティ・インターナショナルが、性産業を合法化し、性的労働者の人権を守るべきだという方針を発表した。無理にやらされているのでないなら、職業としての売春を認めよ、ということである。それに対して、ハリウッド女優のメリル・ストリープやケイト・ウィンスレットらが、「搾取する側を合法化するのはおかしい」と批判している。

“忌み嫌うべき”とされてきた売春を認めることが、女性の人権を認めることになる。2016年は、このパラドックスが議論を呼びそうだ。

 1984年、「トルコ風呂」は、トルコ大使館からクレームが入り、「ソープランド」に改められた。そのソープランドに、私が主宰する第20代熟女クイーンで三十路の加藤愛子さんが就職した。19歳からOLだった加藤さんは、いきなり熟女クイーンコンテストに参戦。ステージに上がるとオドオド。その姿を見て、審査員で団鬼六夫人の黒岩安紀子さんは「奥ゆかしい」と強く推した。

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