サイゾーpremium  > 特集  > 本・マンガ  > TVに魂を売った【孤独のグルメ】の代償

――グルメマンガの新たな金字塔として注目を集める『孤独のグルメ』。ドラマ化もされ、累計100万部も視野に入ってきたその一方で、今年発売された新刊の評判がすこぶる悪い。一体なぜなのか――? ここでは、売れ線マンガの不評について、あえて考えてみた。

1601_Loneliness_01.jpg
これまでどちらかと言えば、悪役などハードな役柄が多かった松重豊。12年からドラマ版の主人公に抜擢され、新境地を開拓した。

 人気作品が現れるサイクルが一般書籍ほどは早くなく、一度売れれば長期連載化し、市場に君臨し続けるのがコミックの世界。2015年はちょうど人気作が現れる狭間の年だったのか、取り立てて話題になる作品がなかった中で、ひとつのトピックスだったのが『孤独のグルメ2』(扶桑社)の発売だろう。

『1』から18年の時を経て、ファンが待ちに待った同作が発売となったのが、今年9月末。ところが、発売されるや、ネットなどでは落胆の声が飛び交った。その主な声は、「『1』の面影がまるでない」「ドラマに寄せすぎた」といったもの。前作のファンが、主人公・井之頭五郎のあまりの変貌ぶりに、落胆の声を上げたのだ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年5月号

新・ニッポンの論点

新・ニッポンの論点

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【マルサの女】名取くるみ
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【Lee Seou】八面玲瓏として輝く物言う花
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【雪村花鈴&山田かな】CYZOデジタル写真集シリーズ
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ