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丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【29】

【ウィル・スミス】ドル箱役者の数奇な人生。新鮮王子は帰還できるか? 

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『He's the DJ, I'm the Rapper』

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DJ Jazzy Jeff & the Fresh Prince
(発売元:ワーナーミュージック)

最新作はまだまだ制作中なので、ウィル・スミス自身が「最良の時代」として記憶しているという本作を。「ヒップホップ史上初の2枚組LP」と言われる本作は、「Parents Just Don't Understand」のヒットを生んだこともあり、300万枚を超えるセールスを記録した。当時の邦題は『こいつがDJ、オイラはラッパー』だった。


 ジェット・リーではない。リー・リンチェイと呼ぶべし! オールドスクールなカンフー・ファンが概してそうであるように、ワシも20年近く、この“ハリウッド仕様”な芸名に違和感を覚えてきた。

 今回の主役は、同じくハリウッド仕様な名前で世界中に知られることとなった元ラッパーである。

 ここでワシは、80年代後半の、とある音楽賞のセレモニーを思い出す。プレゼンターを務めるエディ・マーフィーがスピーチの中で「プリンス云々」と言った瞬間、1階前方のアーティスト/関係者席に陣取るひとりの黒人青年が、身振りも大きく反応したのだ。それをいなしてエディ・マーフィー曰く「いや、君じゃないよ、フレッシュ・プリンス。あの有名なプリンスのほうだ」。

 この“フレッシュ・プリンス”こそが、今や別の名前で全世界に知られている人物。もっとも、リー・リンチェイ/ジェット・リーと逆で、芸名から本名に回帰し、“ウィル・スミス”で通っているのだが。

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