サイゾーpremium  > ニュース  > 芸能  > 出演するメリットがまったく見当たらず! 昼ドラのヒロインに無名の2人が抜てきされたお寒い裏事情
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『人魚』(ワニブックス)

 今月30日からフジテレビ系の昼ドラ枠で、2004年に女優の大河内奈々子と小沢真珠が姉妹の愛憎劇を演じ、社会現象になった「牡丹と薔薇」が約12年ぶりに復活した「新・牡丹と薔薇」(東海テレビ制作)が放送される。

 前作は小沢演じる妹が大河内扮する姉を執拗にいじめる場面などが話題を呼び、「役立たずのブタよ!」など数々の衝撃的なセリフが登場。最高視聴率は13.8%と昼番組では異例の高視聴率を記録。終了後にはSP版が放送されるなど話題になった。

 新作で姉のぼたんを演じるのは、日本テレビ系『秘密のケンミンSHOW』で転勤を繰り返す夫婦を描く人気コーナーの妻・はるみ役で知られる黛英里佳。妹の美輪子役を演じるのは、08年にテレビ朝日系『炎神戦隊ゴーオンジャー』でデビューし、モデルとしても活動する逢沢りな。

 いずれも女優としてはほぼ無名のレベルだが、2人が抜てきされた背景には実にお寒い裏事情があったというのだ。

「発表の数日前、一部スポーツ紙が、昼ドラ枠が来年3月で終了し、52年の歴史に幕を閉じることを報じた。というのも、このところ、同枠の視聴率は2~3%台と低迷。おまけに、主演をつとめても、2、3カ月撮影で拘束されるにもかかわらず、ギャラは制作費が抑えられている関係で、1話あたり20~40万程度。それでも半年間の放送なので、まとまればかなりの金額だが、今となっては昼ドラ主演は“都落ち”に見られてしまうだけに、ここ数年はオファーを受けたがらない事務所が増えてしまったため、無名の2人になってしまった」(民放のドラマ制作関係者)

 かつては同ドラマのヒロインをきっかけに高木美保、田中美佐子らが売れっ子となり、近年では小沢と大河内も含め、横山めぐみ、安達祐実らが再ブレーク。現在放送中の「別れたら好きな人」はお笑いコンビ・ピースの綾部祐二が主演、相手役を女優の白石美帆がつとめている。

「綾部は相方の又吉直樹が処女小説『火花』で芥川賞を獲得したこともあり、事務所としては相方も売りたいところだった。白石はかつては売れっ子だったが、最近はV6・長野博との交際ぐらいしか話題にならず、ゴールデンのドラマもご無沙汰で落ち目。2人にとって昼ドラの出演にメリットがあったが、ドラマ自体、まったく話題になっていない」(同)

 昼ドラ枠の打ち切りは、フジの視聴率低迷打開による大改編のためだというが、もはや昼ドラの存続意義はなかったようだ。

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