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佐々木俊尚の「ITインサイド・レポート」 第88回

メールからLINE、 メッセンジャーアプリの先のコミュニケーションの新しい形

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進化の歩みを止めないIT業界。日々新しい情報が世間を賑わしてはいても、そのニュースの裏にある真の状況まで見通すのは、なかなか難しいものである――。業界を知り尽くしたジャーナリストの目から、最先端IT事情を深読み・裏読み!

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もはやLINEにおいてはスタンプだけでもやりとりが成り立っている。

 スマホベースになって、仕事の煩雑なやりとりはともかく、友人とのやりとりはメールからLINEやフェイスブックメッセンジャーに移行したという人は多いだろう。こうしたメッセンジャーアプリの先にあるものを、すでにアップルが想定しているという。その形とは?

 電子メールを使う機会が減ってきたという人は多いだろう。私も仕事では相変わらずメールのやりとりが中心だが、プライベートな連絡などはすっかりフェイスブックやLINEなどのメッセンジャーアプリに移行してしまった。スタートアップなどの企業では、業務のやりとりを最近人気急上昇中のスラックに移しているケースもよく耳にする。電子メールというインターネットでも最も古いツールは、そろそろ役割を終えつつあるのかもしれない。

 メールには、さまざまな問題がある。人間関係のインフラと連携していないため、宛先を探すのが面倒くさい。会話のやりとりの履歴であるスレッドがわかりにくい。スパムの氾濫を許してしまっている。そもそもUIが古くさくて使う気にならない。

 スマホの時代に入り、アプリを経由してさまざまなウェブのサービスが使われるようになり、電子メール離れは加速している。これにサービスの側も対応するようになっている。例えばアマゾンジャパンはこの9月、メールアドレスがなくても携帯電話番号だけでアカウントが作れるように仕様を変えた。パソコンを持っていない若者だと、そもそもメールアドレスを取得していなかったり、メールアドレスを持っていても日常的には使っていないというようなケースが増えてきていると考えられるからだ。

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