サイゾーpremium  > インタビュー  > 【うみのて】──生身で茫洋と立つ5人の"現代性"
インタビュー
新時代のサウンドトラックを求めて

【うみのて】被り物も過剰なキャラもナシ、生身で茫洋と立つ5人の“現代性”

+お気に入りに追加

――邦ロックを聴く人に「いま面白い若手バンドは?」と聞くと、必ずその名が挙がる“うみのて”。今日び珍しいくらいに茫洋としたバンドは、なぜこれほど評価を得ているのか──?

1506_uminote_1.jpg
(写真/小原太平)

 笹口騒音ハーモニカ(Vo・Gt)を中心に2010年に結成された5人組ロックバンド、うみのて。秋葉原大量殺傷事件をモチーフにした楽曲「もはや平和ではない」に代表されるような社会性を帯びた歌詞(「『笑っていいとも!』やってる限り平和だと思ってた けど もはや平和ではない」)や、笹口が感情を炸裂させるライブパフォーマンスが注目され、12年にはサマーソニック等の夏フェスにも出演するも、14年5月に突然ライブ活動の休止を宣言し波紋を呼んだ。邦ロックシーンにおいて存在感を増す渦中で、何があったのか。

──約1年のライブ活動休止から復帰されますね。この間は何を?

笹口 インドへボーカル修行に行ってました。

高野(Gt) ドラムは、アフリカに本場のリズムを学びに……。

キクイ(Dr) 本場のサンバのリズムを……ってウソじゃん!

高野 正直な話、過激なことばかり取り沙汰されて、バンドの紹介文も全部「過激、過激、調味料マシマシ!」みたいになっちゃって。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2024年11月号

サヨクおじさんが物申す 腐敗大国ニッポンの最新論点

NEWS SOURCE

サイゾーパブリシティ