サイゾーpremium  > インタビュー  > 【関根勤】──初監督作は名作オマージュ!
インタビュー
関根流演出は「モニターの前でただ笑ってるだけ」

【関根 勤】細かすぎて伝わらない名作オマージュ!? テレビでできない辛口の笑い

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――2013年に還暦と芸能生活40周年を迎えた関根勤が、この数年取り組んできた、初の監督映画が公開される。そこに秘められた、映画愛とお笑い愛の神髄とは。

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(写真/永峰拓也)

 還暦を過ぎた今なお大物ぶることなく、ひな壇からマニアックなボケや物真似を連発する関根勤さん。このたび初めてメガホンを取った『騒音』には、カルト映画マニアとしても知られる関根さんならではの魅力が詰まっていた。

「ひとことで言うと『くっだらない映画』(笑)。CS放送でやっていた映画番組から始まった企画で、予算は1000万円。絶対SF要素は入れたかったんですが、宇宙人だと予算足りないって言うから『じゃあ地底人だ!』って。だってマンホールから出てくれば、必然的に地底人じゃないですか!」

 そんな安直な……! と驚くことなかれ。「冴えない中年オヤジが人類を襲い始めた地底人に立ち向かう」というなんともチカラの抜けまくったストーリーには、『悪魔の毒々モンスター』から黒澤明『生きる』まで、監督にしかわからない(?)名作へのオマージュが散りばめられているのだ!

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