──耳は口ほどにモノを言う。教えて、あなたの好きな音!
(写真/村田卓(go relax E more))
Touching song
プリンセス プリンセス
「M」
プリプリの代表曲のひとつ。88年に発表されたアルバム『LET'S GET CRAZY』に収録され、翌年発表された大ヒットシングル「Diamonds」のカップリング曲としても収録された。
音楽は小さい頃から好きでしたね。私は東京の下町、深川出身なんですけど、週末には家族でよく銀座に買い物に出かけて。銀座に山野楽器ってあるじゃないですか? あそこで試聴するのが好きで、よくお母さんにねだってCDを買ってもらってましたね。初めてのCDはSPEEDの「White Love」だったかな? まだ短冊形の細長いCDシングルだったと思います。
中学からは私立に行ったので、毎日電車で30分くらいかけて通うようになって。だから、携帯プレイヤーは必須でしたね。最初はカセットで、そのあとMDになって。通学時に聴くテープを作るために週末にCDレンタルに行くのがすごく楽しみでした。そう、私の家は両親とも音楽好きで、電化製品にわりとお金をかける家だったんです。だから、家のスピーカーもBOSEだったりとかして……そのステレオセットで、お母さんが好きな高橋真梨子さんとかをよく聴いてました。で、中学生の頃、クリスマスに親に頼んで自分のステレオを買ってもらって。カセットとMDとCDが全部聴けるMDコンポみたいなやつ(笑)。オレンジ色で可愛かったんですよね。
(写真/村田卓(go relax E more))
高校に入ってからはもう、チアリーディング一筋でした。中高一貫校だったんですけど、中学に入ったときはチアの強い学校だなんて全然知らなくて。でも、私が中2のときに高校のチア部が日本一になったんです。その印象がすごい強くて……あと、中学時代に私の学年をずっと受け持ってくれていた先生が、チア部の顧問だったんですよね。で、その先生が「高校になったら絶対チアに入ったほうがいい」って、すごい言ってきて。別に私の何かが突出していたわけではないと思うんですけど、中高一貫で高校受験がないから結構ヒマを持て余していて。だから、このままだと不良になるって思われたんじゃないかな(笑)。