各紙がシノギを削る元旦スクープの真相
昨今、スポーツ紙元旦には、スポーツであれ芸能であれ、独占スクープが常となっている。今年もそれらしきスクープは散見できたが、どうも小ネタ感が否めないという。一方、年末の歌番組では、疑惑の選考やNHKの欺瞞など、さまざまな問題が指摘されているが……。これらの裏側を現場芸能記者がため息混じりに吐露する――。
【座談会参加者】
A:スポーツ紙芸能デスク
B:週刊誌記者
C:スポーツ紙芸能担当記者
D:芸能プロダクションマネージャー
レコ大大賞を受賞した三代目J Soul Brothersに期待を寄せる芸能関係者は多い。(公式HPより)
A 年末年始も芸能界ではさまざまなニュースや騒動が話題になったけど、まずは年末特番の反省会からいきましょうか(笑)。最後まで大賞の選考でモメた【1】「輝く!日本レコード大賞」(TBS)では、スポニチが12月30日に配信した記事が、ネット上で物議を醸した。
B 今年は三代目J Soul Brothersの「R.Y.U.S.E.I.」が大賞を受賞したんだけど、発表されたのは30日の午後9時54分。にもかかわらず、スポニチは同時刻に三代目JSBが大賞を獲得したという記事をヤフーに配信、それが即アップされた。これを受けて、ネットユーザーの間では「1秒で記事を書いたということか?」「事前に結果を知っていたとしか思えない」などと話題になり、レコ大八百長説があらためてクローズアップされてしまった(笑)。
C あの手の賞レースになると、事前に予定稿を準備して受賞速報に備えるんだけど、ただでさえ実績のない三代目JSBが大賞にノミネートされたことで疑惑の目が向けられていたトコロに、火に油を注ぐことになったワケだ。
D まあ、スポニチさんは三代目JSBが所属するLDHと深いつながりのあるエイベックスグループや、レコ大を牛耳る芸能界のドンことバーニングプロダクションの周防郁雄社長とは蜜月だから、事前に情報をキャッチしていたと疑われてもしょうがない。