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お騒がせ男の"最初で最後の懺悔録"──高須基仁 の「全摘」 No.32

高倉健礼賛に異議!やくざ役を演じながら喜々として勲章をもらう彼のどこがスターなのだ!?

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──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言

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5年前、死亡説が流れた後に、本誌でジョニーと対談をした。その時彼は「マスコミはbasically I hate them、好きじゃないんだ」と前置きしつつ、キャロル再結成への淡い想いも語ってくれた。

 11月10日に高倉健が、11月28日に菅原文太が亡くなった。亡くなったとたん、一億総高倉健礼賛、菅原文太礼賛である。菅原文太はともかく、高倉健礼賛には私は異議を唱える。

 好きか嫌いかでいえば、はっきり言って好きだった。かつて新宿には、昭和館という二番館、および昭和館地下劇場という成人映画専門のしょんべん臭い映画館があった。2002年に閉館する際、寺山修司の最後の愛人だった高橋ひとみのグラビアをそこで撮影した。そのときたまたま上映していた健さんの名作『昭和残侠伝』を約40年ぶりに観て懐かしく思い出した。

 1950~60年代、時代劇をメインとしていた東映は、片岡千恵蔵、市川右太衛門、中村錦之助(のちの萬屋錦之介)、東千代之介、大川橋蔵ら名だたるチャンバラ俳優を輩出した。その中で健さんは、はっきり言って二流。『宮本武蔵 巌流島の決斗』(65年)では、武蔵役は中村錦之助、健さんは佐々木小次郎役を演じた。59年、当時大人気の歌手・江利チエミと結婚し、名を成した。その頃は、女のスカートの中で生きる、チャラチャラした甘いマスクの俳優という印象しかなかった。主に現代劇を制作する第二東映の映画に出ていたが、第二東映が解散すると、任侠映画に出演するようになった。

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