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第1特集
東京の神社を悩ます人手と収入【1】

“専業神主”でも儲からない!パワスポ天国・東京の神社の本音

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――神社界の中心といえば、”日本の総氏神”を祀る「伊勢神宮」だが、一方で、伊勢神宮に祀られる天照大神のご子孫・天皇陛下の居られる東京は、”神社ビジネス””神様の力”において、共に日本の中心地となっている。果たして、そんな現状に隠された、神社界が抱える不安とは?

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愛宕神社のバーチャル参拝を通し、直接行けないながらも、神社に触れられると喜ぶ声もある。

 年の瀬も迫り、初詣に出かける予定を立てている人も多いのではないだろうか。この時期、年間最大の繁忙期を迎える業界のひとつといえば、神社界である。なかでも、毎年300万人以上が訪れ、全国1位の初詣参拝者数を誇るのが、東京の明治神宮だ。同社には東京に遷都した明治天皇が祀られ、「表参道」や「外苑」といった地名もすべてここに由来する。まさしく、「東の都」の象徴的な神社だ。

 また、都内には、「東京のお伊勢様」として親しまれ、”恋愛成就の神様”として人気の東京大神宮、京都の「天皇」に対抗して「新皇」を自称した平将門を祀り、”勝負ごとの神様”として知られる神田明神、そして、”徳川家の産土神”として信仰されてきた日枝神社など、全国的に知られる神社も少なくない。

 さらに、”パワースポットブーム”に続いて、最近ではご朱印帳を持って神社仏閣を回る”ご朱印ガール”たちも話題となっている。これはさぞ、神社も儲けるチャンスでは!……と、思いきや、その実、神社界は決して、”ウハウハ”な状況にはないのである。全国の神主約200人にインタビューを行い、『神道と日本人』(新潮社)を記したジャーナリストの山村明義氏は、その現状をこう語る。

「現在、全国に約8万社(うち、東京は約1500社)あるという神社に対し、神職として奉職されている方は約2万人といわれています。地方に行けば、なかにはひとりで80社もの神社を兼務されている宮司さんもおられるのです。いくらブームといっても、一部の大社を除いては皆、経済的に厳しい状況を強いられていることがわかるでしょう。また、8~9割の方は”兼業神主”として別の仕事も行いながら、神社の運営をしつつ、自分たちの生活を支えていると聞きます」

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