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『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』第13回

「テレビの建前に気がついた若者と、クレームに怯えるテレビ局の不幸な関係」

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通信・放送、そしてIT業界で活躍する気鋭のコンサルタントが失われたマス・マーケットを探索し、新しいビジネスプランをご提案!

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NHK総計と民放総計の習慣接触者率の推移↑画像をクリックすると拡大します。

「テレビがつまらない」そんな声が、徐々に大きくなってきている。かつてテレビは「メディアの王様」と呼ばれ、私たちの生活の大きな部分を占めてきた。だが、インターネットの普及と比例するように、テレビ離れが叫ばれるようになり、またテレビ局への批判、不満の声も大きくなってきた。一方で、ネット上のソーシャルメディアに目を転じれば、相変わらずテレビに関する話題は多く、ネットサービスのTVCMも珍しくはない。このように、テレビという存在は、大多数にリーチできることのメリットとデメリットの間で揺れ動いているように見える。依然として大きな力を持つテレビ業界、だがその中では一体何が起きているのだろうか?

クロサカ 今日のゲストはフリーアナウンサーの櫻井彩子さんです。さまざまなメディアで活躍されるほか、就職カウンセラーとして学生とも直接向き合うという一面もお持ちで、若者の利用実態も含め、ネットにかなり詳しいギーク。そんな櫻井さんからみて、いま一番おもしろい情報メディアって、何ですか?

櫻井 ギークかはわかりませんが(笑)、改めて今ネットには関心があります。といっても、ネット自体が面白いというより、人とネットの関係ですね。学生を見ていると、彼らはすべてがネットなんですよ。SNSには嫌気が差しつつもLINEを使って、買い物は全部ネット、話題になったテレビ番組もYouTubeで見る、調べたいことも本は買わずにブログを探す。

クロサカ いわゆる「ネット・ネイティブ」そのものですね。

櫻井 ただ、ネットが世界につながっているという意識は一切ないんです。それが世界に開かれたメディアで、コミュニケーションチャネルとは理解できず、自分と相手しかいない世界。

クロサカ 僕らはネット初期から見ていたから、その認識を持てるのかな。そうでない若い人にとっては、ただの通信や伝送手段でしかない、と。

櫻井 そうなんです。だから学生にとってのネットはすごく狭いものなんです。その一方で、eコマースにしろ、YouTubeにしろ、快適に使って楽しんでいる。

クロサカ それはテレビや雑誌など他の情報メディアを体験した上で、それと比較してやはり「ネットが楽しい」ということなんでしょうか?

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