(写真/斎藤大嗣 go relax E more)
『妖怪ウォッチ』もともとはギャグマンガとしてスタートし、その後ゲームソフトの販売やアニメの放映と、広く展開。大人も巻き込む一大妖怪ムーブメントは、今なお続く。
去る10月末日、テレビ東京高橋雄一社長が定例会見を開いた。各メディアが注目したのは、同局の人気アニメ『妖怪ウォッチ』第39話の”放送休止”(正確には、テレビ東京あにてれちゃんねるなど、配信サイトでの放送見送り)の真相。「我々の都合によるもので、大きなトラブルではない」――トラブルの原因と噂されているのは、同話で放送された複数のパロディだ。『妖怪ウォッチ』は放送初回から、とりわけ視聴対象年齢とは異なる”大人にしかわからないギャグ”を随所に採用していることで知られている。放送休止となっている回は、ピンクレディーの「UFO」のメロディと振り付けを引用した妖怪USOの登場、映画『スターウォーズ』を彷彿させる架空の映画『スペースウォーズ』が公開されるというものだった。先の高橋社長は放送休止理由に関して、ネット上の噂を否定しつつ「なんとも申し上げにくい」と述べている。音楽番組制作関係者の話。