かつて、自らも薄毛に悩んでいたAGAスキンクリニック統括診療部長・麻生 泰が、芸能人のお悩みをカウンセリング。
「"ハゲ"は強烈すぎて、ほかのキャラを殺しちゃうんです!」
――前回まで、自らカツラを着用していたことで起こったトホホな話を披露してくれた、AGAスキンクリニック統括診療部長の麻生 泰氏が、芸能人のお悩みをカウンセリングしちゃいます!
麻生 今野さんは「コンプレックスをプラスに変えている」というイメージがあるんですが、実際はどうなんですか?
今野 相方に「コンプレックスが服着て歩いてるみたいなもんだろ!」ってツッコまれるんですけど、もともとコンプレックスなんてないんですよね。ただ、僕もちょっと髪が薄くなってきていて、それが悩みといえば悩みです。
麻生 でも、全然ハゲてはいないですよ。いわゆる"若ハゲ"の人だったら、もうとっくにツルツルになっていてもおかしくない。
今野 まさにそこが悩みなんです。中途半端に薄くなっているから、「ハゲてます」と言うと笑ってくれる人もいれば、「どこが?」というリアクションの人もいる。お客さんがピンとこないんですよ。いっそのこと、もっとハゲればいいのかな(笑)。
麻生 そのほうが、芸人としては"オイシイ"?
今野 それが難しいところなんですよね。考えたんですけど、どんなにブサイクでも、どんなに太っていても、ハゲてしまうとほかの特徴は全無視で「ハゲている人」になっちゃう。ハゲはキャラクターとして強すぎるんです。
麻生 ああ、ほかの個性が全部死んでしまうと。ハゲはキャラ作りに大きく影響してしまうほど、強烈な印象だということですね。
今野 コントをやる上でも、ハゲると子どもの役を演じるのが難しくなる。ヅラに頼らないとなんにもできなくなっちゃいますね。
麻生 僕としては、コントでも漫才でも、ハゲで笑いをとるのって安易だと思うんです。「またそれか」と思ってしまうし、もっと言うと「痛い」感じがして。プロの芸人さんからするとどうなんでしょうか?