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【CYZO COLUMN CURATION】西森路代の緞帳がおりたその後で【5】

「どう"大人の男"になるか西島秀俊から考えてみる」

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――芸能界を去るイケメンのセカンドライフはどこに? 西森路代が"元イケメン芸能人"のその後を追う!

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ソフランのCMでは専業主夫を(画像上)、一転して今年4月クール放映のドラマ『MOZU』(TBS)ではハードボイルドな役柄を演じきった西島秀俊。

 先月号まで、実際に俳優活動をしていて、現在は東大大学院で研究の道を歩む北村匡平さんに3回にわたって話を聞いてきた。

 取材の中で、一番印象に残った言葉は「かっこいいって、一体なんなんだろう」というものだった。この一言からは、イケメンという市場に一度乗せられてしまうと、多くの女性と同じように、若さや美しさというものと否が応でも対峙させられてしまうのだということに気づかされる。

 そして、多くのイケメンたちは、年齢を経るごとに、さまざまな方法で「若さ」や「美」で消費されることへの抵抗を試みる。20代は女性と見まがうような美しさが特徴だった俳優が、30代を迎えて「男」を感じさせる役にこだわり始めたりするのもそうだし、北村さんのように、イケメンというキャラクターとして見られることから離れて、努力の成果がダイレクトに返ってくる学問の世界に入ることだってある。

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