――日本全国津々浦々で話題騒然のキャディ・ラップユニットが本誌に果たし状? 荒ぶる2人の本邦初インタビューをご堪能あれ。
(写真/有高唯之)
あらぬ方向に飛んだティーショットの球を、ボーッと見送るオヤジゴルファーの背中にキャディがドカッとキック! そんなオモシロ衝撃シーンから始まるデビュー曲「SayFore」のPVが巷で話題を呼んでいる。強烈なキャラの2人のキャディが、マナーの悪いゴルファーにラップで説教するこの動画。ラップのスキルもまんざらじゃないから、余計に好奇心をくすぐられる。その正体は「セガサミーカップ ゴルフ トーナメント」の第10回大会を記念して結成されたユニット、キャディゴルゴル。数百人のオーディションを勝ち抜き、サクセスをつかんだおばちゃん2人組だ。
ゴル ファール洋子(以下、洋子) 実は、ラップは今回が初めてのトライ。オーディションでリリックを渡されて、「ラップしてみて」って言われたんだけど、勝手に歌を入れ込んでやったの。そしたら、見事合格。成り上がってやる気持ちだったから、してやったり。
ゴル いい愚痴(以下、いい愚痴) 曲を聴いたときはマジ、シビれた。あたしもラップは初めてだったけど、大丈夫かも? って思ったわ。(※サイゾー7月号に目を落とし)やだっ、北方(謙三)先生が出てるわ。センスあるわね、この雑誌。
――今回のデビュー曲をプロデュースしたのは、MaryJaneというヒップホップ・ユニットで活動するLUNAだ。2人はラップをマスターするまで、約1カ月みっちり指導されたとか。
洋子 最初は余裕じゃん? って思ってたんだけど、いざやってみたらかっこよくなんねぇの。正直ラップ、ナメてた。いい愚痴は洗い物しながら練習してたらしいんだけど、娘に「ヘイマム、それお経じゃん」って言われたらしい。