――あるあるネタでおなじみのレイザーラモンRGが、アダルトグッズから、性と社会の関係を講ずる!
(写真/オノツトム)
お笑い芸人・レイザーラモンRG氏が人気アダルトグッズをマジメに論じる当連載。今回は、乳首を刺激してくれる「ニップレッシャー」がお題だ。
――今月は「ニップレッシャー」です。それでは、張り切ってどうぞ~。
レイザーラモンRG(以下、RG) 相変わらず、いきなりですね……それでは、アダルトグッズあるあるを私の思い出に乗せて語り尽くします。
この「ニップレッシャー」は乳首を吸引して刺激を与えてくれるグッズです。女性だけではなく、男性にとってもかなり使い勝手のよいオナニーグッズだと思いました。乳首いじりが好きな人間として、やはりオナニーのときには両方の乳首をいじりたい。しかし、手は2つしかないわけで、両乳首と下半身の3点に満遍なく刺激を与えることは難しいのです。しかし、「ニップレッシャー」は片手の操作だけで両方の乳首を刺激しながら、残った片手で下半身をいじることができるので快感に集中できます。
――さすが乳首男子ですね。
RG 乳首男子って(苦笑)。そんな造語まであるんですか。
――ちなみに、乳首をいじるオナニーをチクニーと言うらしいです。
RG それは、すばらしい語感ですね。それにしても、昔は「乳首=女性の性感帯」というのが一般的でしたが、最近は男性にも普及してきました。以前に当連載でも話しましたが、芸人たちも乳首をいじられながら手コキされるのが最高に気持ちがよいという意見が大多数ですから。なんというか、世間一般に草食化の波が押し寄せていることを感じさせられます。かつての男性は「女性を気持ちよくさせる」ということに矜持を感じていたように思うのですが、いまは「自分が満足させられたい」というような、ある種のM的な欲求が増大しているのでしょうね。