(写真/江森康之)
【01】戦前は「別格官幣」でした
第一鳥居(大鳥居)
靖国のランドマークともいえる、鋼製の巨大鳥居。1974(昭和49)年に再建。初代大鳥居は1943(昭和18)年、老朽化のため撤去とあるが、戦時中の金属供出も関係していると思われる。右に見える「社号票」の上部には、もともとは「別格官幣」の文字が記されていたが、戦後の「神道指令」により切断、現在に至る。
(写真/江森康之)
【02】なぜ有吉毒舌まんじゅうが!?
お土産屋
第二鳥居の手前、外苑休憩所にあるお土産屋。レトロな雰囲気の中に日章旗や軍隊をあしらった「ここでしか買えない」グッズが満載。昭和天皇夫妻のご尊影なども販売。安倍首相の似顔絵つきの「ねじれ解消餅」や「舛添都知事まんじゅう」に並んで、なぜか「有吉弘行の毒舌まんじゅう」が置いてある。
(写真/江森康之)
【03】「大日本帝国万歳」史観てんこ盛り
遊就館(ゆうしゅうかん)
もともとはイタリア人建築家カペレッティー設計によるイタリア古城式のモダンな建物であったが、関東大震災で被災。現在の建物は、1931(昭和6)年、伊東忠太の設計によるもの。この建物の右手にあるガラス張りの新館は、2002(平成14)年に新設された。独自の戦争観に貫かれた展示物が、たびたび問題となる。ちなみに今年の特別展は、「大東亜戦争七十年展3~後に続くを信じて 次代へ結ぶ民族の誇り」。