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【premium限定連載】芸能評論家・二田一比古の芸能ゴシップ今昔物語

元AKB48畑山、そして華原朋美に利用された竹田恒泰熱愛報道の“本当の価値”

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――数々の芸能スクープをモノにしてきた芸能評論家・二田一比古が、芸能ゴシップの"今昔物語"を語り尽くす!

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竹田恒泰著『笑えるほどたちが悪い韓国の話』(ビジネス社)

 我々芸能マスコミも寝耳に水だった。華原朋美に求愛していた明治天皇の玄孫、武田恒泰氏には元AKB48の畑山亜莉紗という別の交際相手がいたのだ。

 写真誌「フライデー」が報じたデートの模様は麻布十番の老舗そば屋からワインバー、そして締めくくりは個室の高級スパ。単なる友達関係ではないだろう。特に最近、芸能界に流行する高級スパは完全個室でカップルの利用者が大半。二人で部屋に入り浴衣に着替え溶岩浴に並んで入るシステム。当然、着替えも一緒なら浴衣の下は専用の紙パンツを着用するだけ。暗い密室で並んで寝る。友達同士では絶対に行けない。男と女の関係でこそ成立するデートスポットだ。

「鮮明な写真からすると、撮られていることがわかっているような気がする。ひょっとすると武田氏サイドか相手の女性サイドからなんらかのタレ込みがあってもおかしくない。特に相手の畑山はAKB卒業後、女優として活躍しているが、無名に近い人で、"こんな子がいたの"というレベル。彼女にとっては話題の人との交際ですから、これで名前が知られたことになる。売名行為という見方もある。実際、畑山は事務所を通して付き合いを認めている」(芸能デスク)

 この報道を受け華原はブログで「本当にがっかりしていました。あの出来事はいったいなんだったんだろう」と綴っている。しかし果たして、そうだろうか――。

 あの出来事とは昨年秋、華原が女性誌で武田氏から求愛されていることを唐突に告白したことに始まる。二人の間に交際の噂があったわけでもなく、華原から明かされたのだった。もっとも、この告白そのものに疑問があった。社内で同僚の男性に交際を求められた女性が社内中に話を広げるような行為に等しい。男はたまったものではない。

「マスコミの仕組みを知らない武田氏はなぜそんな話をしたのか戸惑っていましたが、マスコミには紳士的にきちんと応じていました。逆に華原はコンサート間近というタイミングの告白で喜々として話すのが印象的でした」(某芸能レポーター)というから、華原に対する疑念があったとしてもおかしくない。

「華原はその後もイベントなどがあるたびに竹田氏の話を得意になってしていました。時には"大事な方"と言って交際を匂わすような発言をしていましたが、今思えば、話題作りで、コンサートでも"今日は武田さんが見に来てくれています"とファンに報告をしていたくらいです。武田氏と本気で付き合う気はなく、利用していたような感じでした。もし本気だったら、求愛されていることをわざわざ告白するはずがない」(前出・レポーター)

 そして今年三月、華原はまた突然、武田氏との破局を宣言していた。ところが、武田氏は華原との交際が話題になっている最中の昨年12月から畑山と密かに交際を開始していたという。一見、「武田氏は二股交際か、したたかなプレイボーイ」との見方もできるが、そもそも華原とは正式に交際していたわけではない。あくまでも歌手と仲のいいファンのレベルに過ぎない。華原のファンがプライベートできちんと彼女を作っていたことになる。

「フライデー」も華原と武田氏のことを「ヤラセ愛」と報じていたが、まさにその通り。

 華原は傷心しているというが、自業自得だろう。うまく武田氏を有効利用していたはずが、最後にハシゴを外された。武田氏は慶応大学講師。単なるアイドルおたくではない。やられたらやり返す。倍返ししたのだろう。注目は今後の華原の対応。今後、イベントなどに出てきた際、コメントを求められるだろうが、竹田氏はフッた相手だ。「良かったね。応援します」と大人の対応をするのがベストだろう。

 芸能人は宣伝する方法をあの手この手と考える。純粋な宣伝なら広告という形でお金を払いテレビや雑誌に露出すればいいが、お金を使わずにより有効な宣伝になるのが、週刊誌なら記事での告白。宣伝しながらも記事になるようなネタを提供するのが常套手段。

「過去の彼女の話でもいいからして下さい」といった注文をメディアはする。例えば、明石家さんまと一夜の付き合いをしたグラドルがヌードに合わせてさんまとの一夜を克明に告白する。過去の話のほうが無難であるからだ。ところが、華原は現在進行形だった。

 いっそ、かつて熱愛関係にあった小室哲哉とのことを告白するほうがよほどインパクトはあると思うが……。

ふただ・かずひこ
芸能ジャーナリスト。テレビなどでコメンテーターとして活躍するかたわら、安室奈美恵の母顔が娘・奈美恵の生い立ちを綴った「約束」(扶桑社刊)、赤塚不二夫氏の単行本の出版プロデュースなども手がける。青山学院大学法学部卒業後、男性週刊誌を経て、女性誌「微笑」(祥伝社/廃刊)、写真誌「Emma」(文藝春秋/廃刊)の専属スタッフを経て、フリーとして独立。週刊誌やスポーツ新聞などで幅広く活躍する。現在は『おはようコールABC』(朝日放送)、『今日感テレビ』(RKB毎日放送)などにコメンテーターとして出演。


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