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【CYZO COLUMN CURATION】西森路代の緞帳がおりたその後で【2】

「役者からアカデミズムへ『かっこいいとは何か?』」

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――芸能界を去るイケメンのセカンドライフはどこに? 西森路代が"元イケメン芸能人"のその後を追う!

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 今回からは、実際に俳優を辞めた人にご登場をお願いする。お一人目は、SOPHIAの楽曲をモチーフにした映画『青い季節』に主演するなど俳優活動をしていたものの26歳で引退し、早稲田大学に進学、現在は東京大学大学院修士課程に通う北村匡平さん。過去、現在、そしてこれからと、3回にわたってお届けしたい。

――山口県で過ごした高校時代から、映画の世界を志していたんですか?

北村「そうですね、表現する仕事に就きたくて日本映画学校に入学して、そこで狩野英孝と出会って、音楽ユニットも組んでいました。路上ライブでは、100人が集まったことも。でもケンカ別れして……(後にテレビ番組を介して和解)。狩野はいつも素で人懐こくて、それは芸能界で生きていく上での才能だと思いました。自分も在学中からスカウトされて事務所に所属していましたが、イケメンとして売り出されることに不安を感じていて」

――それはなぜですか?

北村「俳優には大きく2つあると思ったんです。キャラに合った役を演じる人と、どんな役にも自分を合わせられる人。前者はスター性が必要で、誰にでもなれるわけではないけど、後者だったらすり減ることはない。現実世界でもイケメンキャラクターを求められることに疑問を感じたんです」

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