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第1特集
めくるめくフリーゲームの世界【3】

大手ゲーム会社なんてクソくらえ!? 海外で支持を集めるインディーズ・ゲーム

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――海外では、個人でも参入可能なダウンロード販売の「インディーズゲーム」が人気を集めており、3000万本も売れる作品があるという。活況を呈しているように見えるそのシーンのカラクリをひも解いてみたい。

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「Xbox Live」は、中小ゲーム開発会社のダウンロード販売にも利用されている。

 F2Pに代表されるオプション課金など、フリーゲームを利用したゲームのマネタイズは海外でも注目されている。しかし、ゲーム流通にネットを使う手法は、日本と海外では微妙に状況が異なっている。

 そもそも海外では、ここ10年でゲームのネット販売が日本以上に普及した。海外でも日本と同じくパッケージでのゲーム売り上げは年々落ちているが、ネット販売の好調によって相殺できている格好だ。

 特に海外ではXbox360の「Xbox Live」など、中小のゲーム開発会社が手軽にダウンロード販売を行える仕組み作りが成功したのが大きい。これは昔から小売店の力が強く、大手を振ってネット販売の仕組み作りを推進できなかった日本とは対照的だと言える。Xbox Liveは2009年に個人のゲーム製作者にも開放されたし、今や面白いゲームが次々に登場することで日本のゲームファンからも注目されるようになったパソコンゲーム販売サイト「Steam」など、一人から数人規模の開発チームがアイデアに富んだゲームを製作、販売できる環境が広がっている。

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