どんなに立派なお言葉も、決して素直に受け取らない卑屈家が2人。そのこじれた思考に、偉人たちの格言を浴びせてみると……?
今月の格言
人間とは、本能的につながりたい生き物なのです。
マーク・ザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg)
1984年、米国生まれ。ハーバード大学在学中にSNSサイト「Facebook」を開設。12年「フォーブス」誌によると、総資産は約175億ドル(1兆8000億円)とされる。
小「人間とは本能的につながりたい生き物なのです」。今回はフェイスブックでお馴染みのマーク・ザッカーバーグの名言ですね。つながりたい! 私も誰かとつながりたい!
高 そんなに人とつながりたいものですかね?
小 そりゃそうですよ! フェイスブックやってます? 私は3年前に登録して……。
高 え? 何のために?
小 つながるために決まってるじゃないですか! 楽しいですよ。昔の同級生がどうしてるかとか、大嫌いだったやつがどうしているかとか、名前も顔も思い出せない同級生とかのページを読みまくるんです。ひとり同窓会、眠れない夜に最適!
高 ねぇ、その輪の中に、小明ちゃんは入っているの?
小 入ってないですよ。今は、まだ。
高 俺はぜんぜんやったことないから、細かいところがわからないけど、どういうことなの?
小 基本が実名登録で、やってる人は、自分の住んでいるところとか、出身校、それこそ「この人と夫婦です」「この写真に写っている人はいとこです」って細かいことまで書いてあるんです。
高 なるほどね。出身校や出身地を書いてる人におびき寄せられてくるわけだ。
小 そうして友だちが増えていくと、その友だちの個人情報もフェイスブック側に吸収されていくので、もし共通の知人がいたら、「この人も友だちじゃないですか?」って、フェイスブックが勝手に友だちを捜してきてくれるんですよ。
高 勝手に?
小 勝手に! 機械が会員の交友関係を把握して「この人とこの人も友だちかもよ!」って紹介してくれて、会員はどんどん友だちが増えていくという素敵なシステムなんですよ。
高 本音と建前のある日本では、そういうの鬱陶しいとされません? 小明ちゃんだって嫌でしょ? 仕事では、おっぱいをさらけ出して、そのおっぱいにしゃぶりついてくる男たちから金を得ているわけだけど、そこに実の父親が「しゃぶらせてくれよ」って言ってきたら、嫌でしょ?
小 嫌に決まってるじゃないですか! っていうかパーケンさん私のことなんだと思ってます?