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第1特集
この宗教機関誌がヤバい!【3】

元・真如苑出版物の編集者が告白 宗教と出版のアヤしい関係

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――宗教団体の出版物はどのように制作されるのか。かつて某大手印刷会社の制作部に勤務し、真如苑の出版物の制作に携わっていた男性編集者N氏に話を聞いた。

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真如苑が発行している書籍。ブッダの生涯がわかりやすく書かれており、面白く読める。仏教入門書としては、なかなかいいかもしれない……。

──制作部はどのようなところでしたか?

N 印刷会社の内部に真如苑の出版物を専門に扱う部署があり、編集から印刷まで、すべての工程をまかなえる体制でした。人員は編集者が3~4人、デザイナーが20人程度、校正者が10人弱で、ほとんどが派遣社員。正社員は部署を仕切る部長などほんの一部でした。

──働いている人の中に信者はいましたか?

N いません。ただ、噂では部長クラスの正社員は「真如苑で働かないか?」と声をかけられていたそうです。編集という特殊技能を持った人間が真如苑の内部にも欲しかったみたいで。僕は下っ端なので勧誘されたことはありません。

──どんな本を編集していたんですか?

N 主に信者さん向けの書籍や会報誌です。その制作部で仕事をする前には、「仏教関係の本を作る」と説明されていたので、少し騙された気分でしたね(笑)。

──真如苑の中の人とはどういったやりとりを?

N 真如苑の「文書伝道部」という部門の人たちと、立川にある総本部でまず打ち合わせをします。その文書伝道部の人たちは40~50代くらいの、おそらくは高学歴のエリート信者で構成されていて、非常に礼儀正しかったですね。

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