いまだ"アダルトグッズ"の魅力を知らない男性諸氏に捧ぐ! 新しい快楽を知り、“性の賢者”となるための冒険物語―。
前回、さまざまな快感を与えてくれる"お口シリーズ"で妄想を叶える喜びを教え込んだうさぎは、性豪へと昇格する最終ステージを前に、ついに“神の器”を取り出した──。使用した者のみに訪れるという快感、その“覚醒”の瞬間を童貞戦士たちもまた、迎えることができるのだろうか?
(絵/川崎タカオ)
中村うさぎ(以下、中) さて、これまでも毎回、童貞たちにアダルトグッズを授けてきたけど、今回は、台湾で"神の器"と呼ばれるオナホール「R20」です。
──あれ、うさぎさん! 入院中じゃなかったんですか!? 大変な状況なのに、無理しないでくださいよ……。で、なんですか、その“神の器”というのは? そんなにすごいんですか!?
中 私の心配はそこそこに、早速“神の器”に食らいついてきたわね。
──あっ……まあまあ。「台湾で」ということは、今回のグッズは、台湾製なんですか?
中 いや、これは日本製よ。台湾で人気が出たのは、繰り返し使っているうちに、自分のチンコにフィットする、「覚醒」の瞬間があるからなんですって。台湾では、この「R20」の類似品が多く出回っていて、良いオナホの基準が「R20」の良さを超えているかどうかと言われるほど、アダルトグッズ界に浸透している名器なのよ。
──自分のチンコの形になじんでいくなんてことが、あるんですね。
中 自分が気持ちよく使えるよう“調教”しているようなものね。あんたら童貞は、いわゆる美魔女を想像して、その美魔女を調教する妄想にふけってればいいんだから。
──なかなかハードなプレイになりそうですね。美魔女っていったら、どんなタイプでしょう?