ビッグダディ人気と増え続けた出演者
06年9月からスタートした『痛快!ビッグダディ』(テレ朝)。大家族ものの番組としてスタートした放送第一回では、ダディ+4男4女の9人だった。しかしその後、離婚や復縁、再婚などを通し、13年4月の放送分では、ダディ&美奈子+5男9女の計16人にまで家族は増えていった。娘のうち3人は、グラビアデビューも果たした。
ステマ疑惑(?)が取り沙汰された美奈子のブログ。
「あれだけ連日連夜、イベントやマスコミを通じて舌戦を繰り広げてる元夫婦ですが、今も2人は連絡を取り合っています。あの"元夫婦喧嘩"は、お互いのPRのために、マスコミを利用していたんですよ」
そう語るのは、テレビ制作会社のスタッフ。当の"2人"とは、ご存じ『痛快!ビッグダディ』(テレ朝)に出演していたビッグダディこと林下清志氏とその元妻で現タレントの美奈子のことである。あれほど中傷し合った2人だが、どうやらそれは表の顔で、水面下では男と女の感情が交錯していたようだ。
『ビッグダディ利権』
テレ朝で放映されていた、リアリティ番組『痛快!ビッグダディ』。中心人物である林下清志氏と美奈子は、番組終了後、暴露本の出版、バラエティ番組への出演で注目度が高いが……。
そのあたりの裏話の前に、まずは現状を取り巻く経緯を見ていこう。
06年にスタートした『痛快!ビッグダディ』。主人公・林下清志氏が、知人による多額の借金の保証人になったことで、前妻と離婚。金銭的理由から奄美大島へ移住し、多くの子どもを育てる……という番組だ。どんなミスを犯しても、「俺はこういう人間だ!」といった逆ギレめいた言動がウケ、高視聴率をマーク、国民的番組へと上り詰める。
そんな中、愛知県豊田市へ出稼ぎに出た清志氏が、勤務先で知り合ったのが美奈子。18歳年下でバツイチ5人の子持ちだというが、年齢差も子持ちもなんのその、電撃結婚をしてしまう。だが、それも長く続かず。4月21日放送分で一家離散の様子が伝えられ、さらには互いが自伝本を出版し合う出版戦争【1】にまで発展した。
共に10万部を軽く超えるベストセラーになり、両者とも芸能界に足を踏み入れた……というところまでは、週刊誌やスポーツ新聞を中心に、連日報道されていた。
「美奈子は自分の本の担当でもある人物の紹介で、現在のプロダクションに入りました。同社は、ほしのあきや伊藤英明らが所属する芸能プロAチーム(ほしのは関連のAプラス所属)と関係の深いエースクルー・エンタテインメント。Aチームは芸能界のドン、周防郁雄社長が率いるバーニング系列として有名で、つまるところ芸能界の一大勢力に取り込まれた格好です」(スポーツ紙記者)