サイゾーpremium  > 特集  > エンタメ  > 独断で厳選! これが現代の【プロパガンダ音楽】!?

──現代でも政治的意図で使用されるポップミュージック。ここでは、その中で政府が利用したポップチューン(!?)と思われるものをピックアップした。

【日本】教科書にポップソングを起用していいの?

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『にんじゃりばんばん』
きゃりーぱみゅぱみゅ
クールジャパンのロビイングの切り札として忍者で勝負。「にんじゃりばんばん」という中毒性のあるフレーズをループさせ、サウンドもビジュアルも和テイストを強く押しだす。PV中、腕から飛び出す大砲を披露。世界中を威嚇か!?


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『世界に一つだけの花』
SMAP
「オンリーワン」のフレーズが、新語・流行語大賞の候補にノミネート。発売時期(03年)がイラク戦争直前だったため、歌詞には命の大切さを訴え平和を求めるメッセージが込められた。北京公演中には、温家宝首相の前で中国語で披露。


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『島唄』
THE BOOM
音楽と英語の教科書にも掲載された反戦歌。ボーカルの宮沢和史が「ひめゆり平和祈念資料館」を訪れた際に受けた衝撃をもとに作られたとされる。『君が代』を想起させる「千代にさよなら」「八千代の別れ」という歌詞も登場!


日本における政治と音楽の結びつきは、太平洋戦争中に量産された軍歌にあるが、平成生まれの大衆ポップスにも政治的な思惑は見え隠れする。93年発売の『島唄』はさらっと歌を聞くと、美メロなラブソングだが、作詞・作曲担当の宮沢和史によると、沖縄戦と犠牲者への思いを綴った反戦歌だという。同曲は文部省選定による学校カリキュラムとして、「戦死者に対する追悼・平和への祈り」といったメッセージを込め、音楽や英語の教科書にも掲載されている。SMAPの『世界に一つだけの花』も同じ。こちらは優劣を競うのでなく、オレ流に生きる大切さを歌い、日本人のモラルを説いている。政府主導のクールジャパン戦略を担うきゃりーが歌う『にんじゃりばんばん』は、外国人向けのゼロ年代的プロパガンダ映像(PV)が見どころとなる!

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