「全日本アニソングランプリ」の公式HP。
2000年代中盤より過熱し始めたアニソンブーム。その人気から、今やアニソン歌手のオーディション企画も行われている。しかし、その裏には、さまざまな思惑があるようで……。
「全日本アニソングランプリ」とは、グランプリ獲得者にアニプレックス製作のアニメ主題歌でデビューする権利を与えられることから、アニソン歌手志望者たちの目標となっているオーディション企画だ。しかし、この大会には2007年の創設以来、「出来レースではないか?」という、きな臭い噂が付きまとっている。昨年開催された第6回で、そんな疑惑が濃くなる出来事が起きた。グランプリを受賞した岡本菜摘の歌唱力の低さに対し、ネット上で批判が噴出。あわせて同大会の委員長を務める水木一郎が、「審査に関われない大会委員長の立場はもどかしくもあり、今回は俺の意思が審査員に伝わってなかったのかと思うと自分の力のなさを感じてしまう」と、ツイッターで暗に自身に審査権限がないことをほのめかしつつ、ほかの審査員に対して苦言を呈し、大きな波紋を呼んだのだった。