──稲川淳二らをはじめとしたスターを擁し、コアなファンも多い心霊モノの新潮流として注目を集めている『怪談新耳袋殴り込み!』シリーズの魅力について、その発起人に話を聞いた!
(写真/河西 遼)
夏の風物詩といえば、怪談だ。心霊写真や動画を集めたビデオ、霊能者が語る番組にジャパニーズホラーと呼ばれる映画など、心霊コンテンツにはさまざまなジャンルが存在し、根強い人気がある。そんな中、これらの“王道モノ”と一線を画し人気を博しているのが、心霊ドキュメンタリー『怪談新耳袋殴り込み!』シリーズだ。同シリーズは、“殴り込みGメン”と呼ばれる男たちが、心霊現象を撮影しようと心霊スポットに乗り込むというもの。
しかし、出演者に芸能人やタレントは一切おらず、撮影スタッフやライターら、ただの怖がりのオッサンたちが、霊に罵声を浴びせたり、悪ふざけでブリーフ一丁になってみたりと、罰当たりすぎる行動を繰り広げている。彼らが訪れる心霊スポットはいわくつきの場所で、映像からもその不気味さは伝わってくるのだが、終始バラエティ番組のようなノリになっているのだ。一体なんでこんな異色の企画をやろうと思ったのか?殴り込みGメンの一員であるギンティ小林氏に話を聞くと……