サイゾーpremium  > 特集  > タブー  > 食肉利権も氷山の一角? 食にまつわる【利権総覧】
第1特集
"食"にまつわる利権構造を紐解く【2】

食肉から水、農協に築地移転…図解"食"利権の構造

+お気に入りに追加

──その産業規模から、“農水族”といわれる議員が跳梁跋扈し、業界団体が乱立されるなど、利権にまみれた食品業界。利権の根深さ、影響力の強さを“危険度”として、その構造と内情を探った。本当に“美味しい”思いをしているのは一体どこ!?

【利権1】水利権

■海外企業が日本の水を枯渇させる!?
危険度★★★★★

1306_donyu_.jpg
(絵/カズモトトモミ)

 水に関する利権では、水道事業を運営する自治体とコンサルタント、メーカーが天下りなどを通して癒着し、割高の設備を発注・受注するという構図が一般的。水道インフラに関しては、ウォーターバロンと呼ばれる海外企業の寡占状態も問題視されている。

 そんな中、現在注目されているのは地下水をめぐるビジネスだ。日本の地下水は取水に対する規制が緩く、土地さえ購入してしまえば際限なく採取が認められている。そんな現状に各企業が目をつけ、地下水をミネラルウォーターや工業用水として利用しているほか、外国企業などによる水源購入の動きも出てきており、日本の水資源の枯渇が心配されている。水問題に詳しいジャーナリストの橋本淳司氏によると、「仮に今後規制ができたとしても、現在、地下水をくみ上げている企業には、採取の継続を認める可能性がある」。現に、行政が管轄している河川の取水権である「水利権」の場合、制度制定前から河川の水を利用していた農家などには「慣行水利権」を与え、許可申請を免除している。規制が緩い今なら、地下水の既得権が取り放題の状態なのだ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年5月号

新・ニッポンの論点

新・ニッポンの論点

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【マルサの女】名取くるみ
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【Lee Seou】八面玲瓏として輝く物言う花
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【雪村花鈴&山田かな】CYZOデジタル写真集シリーズ
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ