――コンプライアンス意識の向上もあり、百貨店や高級ブランドなどはさまざまな面でクリーンな存在であるように思えるが、一部では裏社会とのつながりが指摘されているという。
『今日から使える大人の男のオシャレ塾』(主婦の友社)
「裏原系ブランドとコワモテとの関わりは、業界の中では以前から有名な噂です。『裏原宿の土地の大半は反社会勢力と関係がある団体が押さえていて、彼らとのつながりがないと出店できない』という話を聞いたことがありますし、裏原系ブランドのパーティに参加すると、あきらかに“そっち系”の人が何人もいます。最近は外国人も裏原宿に土地を持つようになっているので、多少は状況も変わっているかもしれませんが……」(アパレルメーカー社員)
一方、高級ブランドの顧客にも、暴力団関係者は多いという。
「あの常連さん、最近来ないなーと思ったら、実は塀の中に入っていた……というのはよく聞く話です。『おたくの常連客について捜査をしているから、買い物の履歴を提供してほしい』と警察から電話がかかってきたこともありましたね。難癖をつけてくる危ない客も多いので、中にはマル暴対策の人材を雇っているブランドもあります」(同)